Q. 故人の写真をiCloudから取り出す条件と生前設定の手順
生前の設定があるかどうかで、大きく変わってきます。Appleの「故人アカウント管理連絡先」で管理連絡先を設定していた場合、死亡証明書(日本では戸籍謄本等)などAppleが求める書類の提出でiCloud内の写真にアクセスできる場合があります(必要な書類は国・地域によって異なります)。ただしアクセスできる期間は承認から3年間で、購入済みコンテンツやApple Payの支払い情報などは対象外です。
なぜ生前の設定の有無で結果が変わる?
生前の設定があるかどうかで、写真を取り出せるかどうかが大きく変わってきます。前の記事で紹介した「故人アカウント管理連絡先」で管理連絡先を設定していた場合、死亡証明書(日本では、死亡の記載がある戸籍謄本)などAppleが求める書類の提出でiCloud内の写真にアクセスできる場合があります(必要な書類は国・地域によって異なります)。ただし、アクセスできる期間は最初の承認から3年間に限られ、その後は故人のアカウントが完全に削除されます。
設定がない場合はどうなるか
一方で、この設定がないと、家族であっても原則アクセスできません。パスワードが分かっていても、Appleのセキュリティ設計上、開けないようになっています。これは写真データに限らず、iCloudに保存されているメール・連絡先・メモなど他のデータについても同様の考え方です。
「パスワードを知っているから大丈夫」と思っていても、二段階認証(2ファクタ認証)が有効になっている端末では、パスワードだけでのログインができない場合もあります。
なお、管理連絡先としてアクセスが認められた場合でも、購入済みの映画・音楽・ブックなどのコンテンツ、サブスクリプションやアプリ内購入、Apple IDやApple Payの支払い情報、iCloudキーチェーンに保存されたパスワード等はアクセスの対象外です。
写真はどうやって取り出す?
管理連絡先としてアクセスが認められた場合、iCloud.comや対応するApple製品の設定画面から、故人が保存していた写真・動画をダウンロードできる場合があるとされています。データ量が多い場合は時間がかかることもあるため、余裕をもって進めるとよいでしょう。
生前にできる対策は?
大切な思い出を残すには、生前の一手間がとても大事になります。iCloud写真に限らず、次のような対策を組み合わせておくと安心です。
- Appleの「故人アカウント管理連絡先」で管理連絡先を設定しておく
- 特に残したい写真は、印刷や外付けドライブへのコピーなどiCloud以外の場所にも複製しておく
- 家族と、どのクラウドサービスに大切なデータを保存しているか共有しておく
具体的な生前対策の進め方は、「デジタル終活の始め方」の記事でまとめて紹介しています。
つまずいたら
- 手続き先が複数にまたがっていて、何から手をつければよいか分からない
- 相続が絡んでいて、法的な判断が必要かもしれない
- 手続きの期限が近く、自分だけで進めるのが不安
出典: Apple サポート
よくある質問
- Q. 故人の写真、iCloudから取り出せる?
- 生前の設定があるかどうかで、大きく変わってきます。Appleの「故人アカウント管理連絡先」で管理連絡先を設定していた場合、死亡証明書(日本では戸籍謄本等)などAppleが求める書類の提出でiCloud内の写真にアクセスできる場合があります(必要な書類は国・地域によって異なります。アクセスできる期間は承認から3年間です)。設定がないと、家族であっても原則アクセスできません。パスワードが分かっていても、Appleのセキュリティ設計上、通常は開けないようになっています。