Q. 故人のゲームアカウント・課金データはどうなる?
多くのゲームプラットフォームでは、アカウントや購入済みゲームを家族が引き継ぐ(相続する)ことは、利用規約上認められていません。パスワードが分かれば端末を開いて見ることはできますが、アカウントの名義を変更したり、他の人のアカウントに統合したりする公式な仕組みは基本的に用意されていません。
アカウントは家族に引き継げる?
Nintendo Switch・PlayStation・Steam・スマートフォンゲームなど、多くのゲームプラットフォームのアカウントは、利用規約上、本人以外が使うことを前提に作られていません。
Steamについては、運営元のValveのサポートチームが、利用者からの問い合わせに対して「アカウントや所有ゲームを譲渡することはできない」「アカウントへのアクセス権を所有者本人以外に提供したり、その内容を他のアカウントに統合したりすることは不可能」と回答したことが報道されています。任天堂も、ニンテンドーアカウントの不正な譲渡・売買について「第三者への譲渡などは利用規約違反」と公式に注意喚起しています。Google Playの利用規約にも、アカウントの共有やコンテンツの第三者への譲渡・再配布を禁止する条項があります。
つまり、パスワードが分かって端末やアカウントに入ることはできても、名義そのものを家族に付け替える公式な仕組みは、基本的に用意されていません。
購入済みのゲーム・課金アイテムはどうなる?
購入済みのゲームソフトやアプリ内課金アイテムについても、アカウントに紐づいた利用権という扱いが一般的です。アカウントが使えなくなれば、その中のコンテンツにもアクセスできなくなります。
死亡を理由とした返金制度が用意されているかどうかは、本記事の調査範囲では確認できませんでした。高額な課金履歴がある場合は、契約していたプラットフォームのサポート窓口に個別に相談することをおすすめします。
何もしないとどうなる?
放置していても、アカウント自体が自動的に削除されるわけではありません。ただし、次のような点に注意が必要です。
- サブスクリプション型のオンラインサービス(Nintendo Switch Online等)やゲーム内の定期購入は、支払いが止まらない限り請求が続く場合があります
- 各種決済(クレジットカード、キャリア決済等)の利用明細を確認し、心当たりのない請求がないか確認する
- 長期間ログインがない場合、プラットフォームによっては規約上アカウントが無効化される可能性がありますが、具体的な条件は各社の規約によって異なります
生前にできる対策は?
ゲームアカウント・課金データについては、死後の引き継ぎが難しい分、生前の共有がより重要になります。
- 契約しているプラットフォーム・サブスクの一覧を家族に伝えておく
- 特に思い出のあるデータ(スクリーンショット等)は、生前に別の場所へ保存しておく
- 高額な課金をしている場合は、その旨を家族に伝えておく
つまずいたら
- 手続き先が複数にまたがっていて、何から手をつければよいか分からない
- 相続が絡んでいて、法的な判断が必要かもしれない
- 手続きの期限が近く、自分だけで進めるのが不安
出典: 任天堂公式(ニンテンドーアカウントの不正取引に関する注意喚起) / Google Play 利用規約 / Steamアカウントの相続に関する報道(Valve公式回答の引用)
よくある質問
- Q. 故人のゲームアカウントを家族が引き継ぐことはできますか?
- 多くのプラットフォームで、アカウントの第三者への譲渡は利用規約違反にあたります。Steamについては、運営元のValveがサポート対応の中で『アカウントや所有ゲームを譲渡することはできない』と回答したことが報道されています。任天堂も、ニンテンドーアカウントの第三者への譲渡が利用規約違反にあたる旨を公式に注意喚起しています。
- Q. 購入済みのゲームやアプリ内課金アイテムは返金されますか?
- 本記事の調査範囲では、死亡を理由とした自動返金の制度は確認できませんでした。返金の可否は各プラットフォームの個別対応によるため、契約していたプラットフォームのサポート窓口に直接お問い合わせください。